浄蓮の滝とは伊豆市の湯ヶ島にある伊豆最大級の名瀑です。
滝は伊豆の頭部が噴火したときにできた玄武岩でできており、現在では落差が25m、幅は7mとなっています。
日本の滝100選にも選ばれ、有名な演歌歌手、石川さゆりのヒット曲「天城越え」でも歌われている風景が堪能できます。
神秘的なエメラルドグリーンの美しい水
天城越えして浄蓮の滝へ pic.twitter.com/18mMk4HBeC
— ちあき (@999chiaki) January 4, 2019
浄蓮の滝の水はエメラルド色で神秘的な色をしていることで有名です。
岩肌を、水量たっぷりに流れ落ちる姿は圧巻の光景。
秘境感たっぷりの絶景と飛び交うマイナスイオンの中で深呼吸をすれば、見ているだけで心も体もリフレッシュできるでしょう。
写真で撮影すれば、その荘厳さと美しさの両方をおさめることができるでしょう。
もしも三脚などを撮影してベストポジションで撮影したいなら、朝の早い時間の訪問がおすすめです。
午前9時ごろなら、まだ観光客が少なく、よりこだわった構図で静かな雰囲気の写真を撮ることができます。
しかし、午前10時ごろを過ぎると観光バスなどで大人数の観光客が来訪し、三脚などを使って撮影するのは難しくなります。
滝は谷の底にあり、階段を200段ほど降りなくてはなりません。
スニーカーなどの歩きやすい靴で訪れるようにしましょう。
滝へ向かう遊歩道には、木々の間から滝を見下ろせる「みおろし場所」があります。
ヒールを履いている方、長距離を歩くことに自信のない方はこの「みおろし場所」までの見学にしておくとよいでしょう。
ここでも十分、滝の迫力と美しさを感じることができますよ。
階段を下って滝つぼのあたりには、石川さゆりのヒット曲「天城越え」の歌碑が祀られています。
演歌が好きな方ならぜひ見ておきたいところですね。
記念碑は五線譜で書かれていて、撮影スポットとしても人気。ぜひ1枚撮影しておきましょう。
県天然記念物「ハイコモチシダ」が生息
天然記念物ハイコモチシダ。 pic.twitter.com/x9EV0Q6hQH
— まんちゃんニプッタ (@Liselotte32) April 9, 2014
滝の周辺には県指定の天然記念物、ハイコモチシダと呼ばれるシダ植物が生息しています。
1917年に国内で初めて浄蓮の滝で発見されたため、別名『ジョウレンシダ』とも呼ばれています。
ハイコモチシダのうっそうと茂る様子が、いっそう浄蓮の滝の雰囲気を神秘的なものにしています。
また、浄蓮の滝のすぐ隣には山葵畑も。
きれいなでしか育たないと言われる山葵も、浄蓮の滝から流れる天然水で青々と育っています。
この地域にはほかにも山葵の畑があり、山葵沢の描写は「天城越え」でも歌われています。
駐車場には山葵ソフトクリームも販売されているため、召し上がってみてはいかがでしょう。
薄緑色のソフトクリームは、ピリッとほんのり辛みがあり、大変おいしいですよ。
釣り具のレンタルも
浄蓮の滝の管理釣り場でアマゴとニジマスを釣り上げる。久々に清流魚を見て触った気がする。清流の女王美しい🌈 美味しく頂きました pic.twitter.com/zopSuH3KMN
— Akihiro Takagi🎏 (@akihirot_) July 16, 2017
浄蓮の滝の滝つぼ周辺には釣り場があります。
滝壺から下の河原は釣り場となっており、入漁料を払った釣り人のみ立ち入り可能です。
マス釣りの場所として、”清流の女王”と呼ばれるアマゴとニジマスが放流されています。
釣竿や餌はレンタルできるため、突然訪問した場合でも体験が可能です。
滝の音に耳を傾けながら自然の中で釣りをしてみてはいかがでしょう。
餌はイクラで、釣り特有の虫餌が苦手な人でも安心です。
釣った魚は持ち帰るか、コンロでその場で焼いて食べるかを選択できます。
コンロもレンタルできるのでご心配なくスタッフが焼くだけの状態にしてくれます。
自分が釣った魚を自然の中で食べる体験はなかなかできないもの。
よりいっそう魚をおいしく感じられそうですね。
・静岡県伊豆市湯ヶ島892-14
・0558-85-1125
・入場無料(無料駐車場あり)
・売店 8:30~16:30
食堂 10:30~14:30(オーダーストップ)
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