伊豆半島の付け根に位置する沼津市。
沼津港の目の前には、日本一の深さ約2500mの深度を誇る駿河湾が広がります。
そんな立地を生かした水族館こそ、日本初の深海をテーマとした水族館「沼津港深海水族館」なのです。
ワシントン条約で保護された生きた化石とも言われるシーラカンスの冷凍個体や剥製を5体、ダイオウグソクムシなどの貴重な深海魚も展示しています。
約60種1,500匹の深海魚を見学すれば、ディープな深海の世界に興味がわくこと間違いなし。
また、近隣は漁港となっており、マーケットモールでは名物グルメ「沼津港 かもめ丸」の「ぬまづ丼」などを食べられますよ。
駿河湾で捕獲された貴重な深海魚が目の前に!
沼津港深海水族館。シーラカンス凍結バージョン。メチャクチャカッコイイ! pic.twitter.com/uKMMEtcxGE
— 黒龍工房 (@kokuryu0927) January 26, 2019
沼津港深海水族館で展示されている生き物のほどんどが、目の前にある海、駿河湾で捕獲された魚です。
あまりの深さに人間が近づけない深さのため、まだ知られていない深海生物がたくさん存在すると考えられている海域です。
沼津港深海水族館では、漁で網にかかった珍しい魚や生き物が展示されていて「こんな魚、見たことない!」と思える魚に出合えます。
特に9月~5月ごろは、駿河湾の底引き網漁のシーズンのため、希少な深海生物が水揚げされ、水族館に搬送されてきます。
希少な深海生物を見たいときは、この時期がねらい目です。
そして目玉となっているのは、世界で唯一のシーラカンスの生冷凍個体。
「生きた化石」といわれるシーラカンスの標本を、同館では5体(剥製3体、冷凍2体)展示。
中でも、冷凍個体は世界でも1体しかないもの。
大きく迫力満点の姿は旅の印象に残ること間違いなしでしょう。
水族館は、約1時間ほどで見学できるコンパクトな広さですが、混雑していればもう少し時間がかかるかもしれません。時間に余裕をもって訪れてくださいね。
見学後はお魚を食べよう!沼津港マーケットモールへ
沼津港にある沼津みなと新鮮館。
色々なお店が入っているマーケットモール。 pic.twitter.com/7KBDsiZ7vD— マリ~ネ (@marineri_1027) June 18, 2018
沼津港深海水族館を散策したあとには、すぐ近くにある沼津港マーケットモールへ。
飲食や物販など、ご当地沼津に纏わる店舗が立ち並んでいます。
伊豆の観光土産を買うために立ち寄るにもおすすめですよ。
ここでは、脂がのった新鮮な海産物や干物などの特産品を購入できます。
また、沼津港に水揚げされたばかりの魚を使った回転寿司店など、食事処も。
漁港に来たからには、おいしい魚に舌鼓をうってみてはいかがでしょう。
マーケットモールにはウッドデッキがあり、天気が良ければ駿河湾の大海原を見ることができます。
開放的な雰囲気で潮の香りを楽しみながら、リフレッシュのひとときを過ごしましょう。
大型展望水門「びゅうお」の上は展望台
沼津港、大型展望水門びゅうお。すげー!かっけー! pic.twitter.com/O1pc5D3N33
— てっちゃん (@mokite216) January 26, 2019
食事のあとは、ぜひ漁港にある大型展望水門「びゅうお」へ。
大型展望水門びゅうおは沼津港の内港と外港を結ぶ航路から進入する津波から港を守るために作られた水門です。
津波を止めるための扉体(ひたい)は、幅40m、 高さ9.3m、重量は406tにも及びます。
水門の上には展望施設が併設されています。
展望施設には、両岸に設置した13人乗りのエレベーターで昇ることができます。
展望室は地上30mの高さで、北には愛鷹山、富士山、南アルプスを望み、遠く清水を望むことができるでしょう。
すぐ下には我入道海岸が広がり、その先に駿河湾に突き出した大瀬崎が見られ、360度の眺望を楽しめます。
深海水族館の帰りに、ぜひ寄り道してみてはいかがでしょう。
大人100円、子供は50円で入場可能ですよ。
フォトスポットとしても最高のロケーションです。
・静岡県沼津市千本港町83番地
・055-954-0606
・大人(高校生以上)1,600円 小人(小中学生)800円 4歳以上400円
・10:00〜18:00(最終入場は閉館30分前)
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